けものフレンズにおけるたつき監督降板騒動とそれに付随するなんやかんやについてのまとめ(仮題)

まえがき

この記事ではけものフレンズというコンテンツで起こったたつき監督降板騒動を軸に何が起こって今の状態になったのかを正しく伝わってほしいと思い書くことを決めました。別に関係者とかではなく一ファンですので真相について究明する記事とかではなく誰が悪であると糾弾するものでもなく、ただ後から知る人がこの件について誤った知見を持ってほしくないと思い筆を執りました。

経緯といたしましてはこの件(たつき監督降板騒動)に関してはネット上のあちこちで色々と書かれていますが、内容が偏っているものや中途半端なものも多く、事前に知らない人から見て正しく伝わっているのか疑問でした。

そしてこの件に関してSNS掲示板等であることないことでまかせを言って界隈を混乱させたり対立を煽ったりしている悪質な人が残念ながら見受けられたため、必要以上に界隈の溝が深まってしまい人によっての見方が違うので新たにこの騒動を知ったフラットな立場の人は特に情報がゆがみやすいと思い、1度そういう人にむけたまとめを書き残したいと思った所存です。

この件に関してはとても複雑で込み入っておりはっきり言うと自分1人ですべてを正しく伝えきることは難しいと思っているので、抜け漏れや改善点等あればぜひコメント等で指摘してもらえると嬉しいです。

留意してもらいたいのはこの騒動は今現在も続いているものであり、今も真相は分からず新たに出た情報でこれまでのことが覆ることもあるということで、ここで私が書くことも含めて鵜呑みにはしない方がいいということです。

こういうことするのは初めてなので、文が変であったり見ずらかったり極力注意はしますが間違ったことを書いてしまうかもしれませんがそこは寛容の精神でコメントで指摘してもらえばと思います。

1度に書くにはあまりも長く複雑なので、少しずつ追記していきます。

まず最初に

まず最初にけものフレンズ(略称けもフレ)自体よく知らないという方に説明すると

動物を原作とする

「アニマルガール」と呼ばれる、萌え擬人化された動物たちが集まる架空の動物園「ジャパリパーク」を舞台とした作品群によるメディアミックスプロジェクト

Wikipediaより

です。

要するに先にキャラや設定を決めておいて、マンガアニメゲーム等をそれぞれ個別に展開していくというもので、どれかがこけても他は影響なく続いていくというシステム

どういう作品があるかは多岐にわたるので気になる方は個別に調べてください

(要望があれば簡単に書きます)

本件で主に関係するのは2017年1月から3月に放送されたアニメ「けものフレンズ

で客観的に見てけもフレのコンテンツの中で一番の人気を誇っており、けもフレ人気の立役者と言えるでしょう。結果的に言えば強い人気があったせいでここまで大事になったともいえるでしょう。

主となる出来事

それでは本題に入ります

たつき監督降板騒動は9.25事件とも言われてる通り、2017年9月25日にたつき監督が発した一つのツイートから始まります。

まずは実際に起こった事実のみ示します

・2017年9月25日 たつき監督がツイート

突然ですが、けものフレンズのアニメから外されることになりました。

ざっくりカドカワ方面よりのお達し見たいです。すみません、僕もとても残念です。

・9月27日 公式より声明

けものフレンズ」に関しまして、すでに新規映像化プロジェクトの制作を発表させていただいておりますが、発表当初より同体制での継続か、新体制での新たな表現かも合わせて検討中で、現時点においてもまだ何も決定していない状況です。
そのような中、今年1月~3月に放送されたTVアニメーションと同様の体制を優先として、視聴者のご期待に沿えるべく調整をしておりましたが、アニメーション制作会社であるヤオヨロズ株式会社より8月に入った段階で辞退したい旨の話を受け、制作体制を一から模索することになっているのが現状です。

けものフレンズ」は動物ファーストの理念のもと、関わってくださったすべての方々の手によってゲーム、コミック、アニメ、舞台と展開して参りました。広く門戸を開放し、理念に賛同していただける方々のお力添えをいただき、世界を広げていきたい。そのために誰のものでもないプロジェクトとして、動物のための「けものフレンズ」として活動を重ねて参りました。
しかし、アニメーション制作を担当していただきましたヤオヨロズ株式会社には、関係各所への情報共有や連絡がないままでの作品利用がありました。映化プロジェクトとしては次回の制作を引き続きお願いしたかったため、情報は事前に共有してほしい旨の正常化を図る申し入れをさせていただきましたが、ヤオヨロズ株式会社からは、その条件は受け入れられないので辞退したい、とのお返事でございました。

けものフレンズ」の映像化プロジェクトに関しては、上記のような経緯で一部滞っておりますが、「けものフレンズプロジェクト」は今後も御協力をいただく皆様と共に作品を守り、ファンを守り、動物たちのことをもっと知ってもらう活動をこれからも初志貫徹、続けていく所存です。映像化に関しましても、改めて、そしてできるだけ早くご報告できるよう進めて参ります。
今後とも様々な「けものフレンズプロジェクト」をよろしくお願いします。

・10月3日 KADOKAWA代表取締役専務井上伸一郎氏がツイート

けものフレンズ」の件につきまして、KADOKAWAは製作委員会の一出資企業にすぎないことから今まで発言を控えていました。私としても「けものフレンズ」におけるたつき監督の功績は大いに認めております。

この度の騒動にいたるまでの事態を正確に把握してなかったのは不徳のいたすところです。先週ヤオヨロズのみなさんと2回のミーティングを行なう機会を得ました。その際、製作委員会のご意見とヤオヨロズ様のご意見に大きな溝があることが分かりました。

特に「監督降板」の経緯、版権使用についても認識相違があることと、
監督のツイッターでのご発言の真意にはそういったことが積み重なったことが
原因であるということが分かりました。そこで私としては、ヤオヨロズのみなさんと今後のことについてどうするべきか相談に入ったところです「けものフレンズ」のファンの皆さまにおかれましては、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

・それに対しヤオヨロズ福原慶匡氏がツイート

ファンの皆様にお伝えする事が遅くなりまして大変申し訳ございませんでした。 影響の大きさを鑑みて発表の方法に関して協議しておりました。 発表を受けて川上社長、井上専務が迅速にヒアリングして下さり今回の発表に至った事を感謝しています。

この度は皆様にご心配をお掛けしてしまいました。 これから話し合いを始めますので何卒よろしくお願いします。

・12月27日 ヤオヨロズ福原慶匡がツイート

今回はお騒がせをしまして誠に申し訳ございませんでした、皆様を不安にさせてしまった事をお詫び致します。最終的な報告になりますが、2期を外れる事に関しては覆りませんでした。井上専務と共に皆様のご期待に応える為、精一杯取り組んで参りましたが、力及ばず大変申し訳ございませんでした。

3月には2期の依頼があり実制作を続けておりましたが、8月頭にコアメンバーで行われた会議にてヤオヨロズに対して今後続投は無いと明言され、降板を宣言されたと認識しています。私としては突然の通達で、何に対して不満を持たれていたのか要領を得ず困惑していたと言うのが正直な所です。

9/27の公式発表にあった情報共有についても、12.1話は委員会へ報告の上制作しておりますし、各企業とのコラボ動画に関しても委員会からの正式な依頼の元で作りました。 コミケにおける同人誌についても吉崎先生からの許可があり、その際のご提案により特別許諾と明記して頒布しました。

特にコラボ動画は厳しい条件もありましたがファンサービスの為にと制作スタッフが尽力致しました。疑義の対象になった事、一部はけものフレンズ公式でも触れていただけなかった事をとても寂しく思います。

今回井上専務には大変真摯に対応頂き、迅速な調査と調整にとても感謝しています。 最後にファンの皆様、制作中のご声援ありがとうございました。この様な残念な報告となり申し訳ありません。短い間でしたがご一緒できたことを誇りに思います。

 

これが大枠である

確実に分かってる両者の言い分を照らし合わせるとたつき監督擁するヤオヨロズ側と製作委員会からなるKFP側との言い分は嚙み合わないのである。

たつき監督側はKFP側から降ろされた、KFP側はたつき監督側から降りたと両者の意見が矛盾してしまうとファン側からはどちらを信じるか選べと突然言い寄られたも同然で、このねじれが一番の原因となり大きくたつき監督擁護側とKFP擁護側に分かれてしまったのである。これをはっきりとさせられればおのずと収束するはずではある。

実際にどちらに非があるかは当事者が話さない限り確定は出来ないですし、ファンはどちらについたにせよ一律に被害者であると言える。

しかしこの時点では勿論どちらにもつかない人はいた、自分と異なる意見だからと言って排斥するようなことはあまりなかったと記憶している。

それにある機を境に現状のようになったというよりは、この期に起こる様々な情報の飛び交いと公式の色々な動向により段々と別れていったように思える。

今現在も両極端な2つの勢力のみというわけではなく公式に不満を持ちつつもついて行く者や、そもそも争うこと自体に疲れたものなど色々いるわけであり一方を支持する発言をしてたとしても安易に決めつけて口撃するのはあまり好ましくないだろう(実際にそういう人が見受けられるので)。

 

ではなぜ荒れたのか

大枠を見てもらっただけでは多分アニメ制作側とプロジェクト側でなにかしらうまくいかない事態があり決裂したというだけである。

これだけではファン間で混乱はおきれども、争うまでには至らないように思われるだろう。しかしこの後にも色々とファン間で議論されるような問題は起こり、より事態は複雑になっていった。

いくつか荒れる原因となった理由をあげる
  • 話を複雑にしどこに問題があったのかをややこしくする製作委員会方式という形

製作委員会方式とは簡単に言うと作品を作るための資金を複数の企業が出資する方式のことで、複数の企業が集まって作品をどう展開していくかを決めている。

今回なぜこれが問題とされたのかは、作品に対するミスの責任を取るべきなのはだれなのかという所であろう。たつき監督降板事件に対する関係者の発言の1つに(公式発言でないことは留意) 「ビジネス的にはたつき監督のほうがうまくいことが分かっている」というものがあり、なぜビジネスではよいはずなのに製作委員会で論議すると降板に行きつくのかこれもファンの間で謎とし議論を起こした。

この発言から損得度外視で強権を振るえるものがいるのかとファン間で議論されたが確証のある話はないのでここでは触れないでおく。

ファン間ではちゃんとした責任者は誰なのか、明らかにおかしい声明だけでなく納得のいく説明を求める声が多く上がったが結局のところこれ以降公式から説明はなかった。

ここでの話だけではなくアニメ業界全体の話になるが、アニメ制作側は一般的に出資者に対し問題提起されるほどかなり立場が弱いことで知られている。なのでこの件も公式側(製作委員会側)が下請け(ヤオヨロズ側)に力関係をもって大鉈を振るったと考える人も少なくない。

  • 最初からたつき監督の降板は決まっていたことではなく、実際にヤオヨロズは2期の制作を始めていた。

これも議論されているひとつで、

ヤオヨロズ株式会社には、関係各所への情報共有や連絡がないままでの作品利用がありました。

と公式の声明があったが後に

9/27の公式発表にあった情報共有についても、12.1話は委員会へ報告の上制作しておりますし、各企業とのコラボ動画に関しても委員会からの正式な依頼の元で作りました。 コミケにおける同人誌についても吉崎先生からの許可があり、その際のご提案により特別許諾と明記して頒布しました

との発言があった通りヤオヨロズ側がなぜ降板させられたかはいまだはっきりしない。

現にヤオヨロズ側では2期の制作に着手していたことが分かっている。

最初から2期を作らせていないならまだ普通の出来事だが、当初はヤオヨロズに制作してもらう方針だったのが、なんらかにより覆るというのはどちらサイドからしても得のある話ではなく謎でありファンの頭を悩ませる大きな一因である。

表に出ていないだけで実際にたつき監督側が不義理を働いたのではと考える人もいれば、本当に不義理があったのなら最初から2期の制作を頼む必要もないし、それらしい理由こじつけて強権を振るい一方的に公式が降ろしたのではとも議論されている。

一部サイトではたつき監督がよろしくないことをしたから首を切られたと述べているものがあるが証拠は一切なく真偽不明のデマであることははっきりと伝えておきたい。

 

  • 2 公式の不祥事
  • 荒らし 関係者による迂闊な発言

 

実際に客観的にわかる数字等で

吉崎観音先生にも触れないわけにはいかない ある程度作品に対する権限がある

元はたつき監督の降板に対する不和が 1期とそれ以降のコンテンツのよしあしの論争になっている節もある。

 

まとめ、結論として伝えたいこと

ファン(一方のファン=一方のアンチ的になってしまってる側面があるが)同士で殴り合わなくてもいいよね と言いたいんだが...

 

追記2回目 つづきはそのうち...

後何書くべきかな、まだ伝えきれてはいなさそう

このワードについて聞きたい ここどうなってるのか聞きたい等あれば言って下さい

むしろどういうところが分からないか教えて欲しい

これとは別にがっつり個人的考えの入った記事も上げたいがどうしようか。